お客様インタビュー

Interview

お客様インタビュー Vol.02

スクールの未来を優先。良い状態で事業所の未来を託すために選んだM&Aという選択

インターナショナルスクール 認可外保育園 株式譲渡
お客様インタビュー

(スクールの様子)

介護福祉事業を経営する中で、安定した事業基盤を求めてインターナショナルスクール事業をスタートされた岡野様。子どもたちや先生方への想いを胸に、良い状態で未来へ託すことを決断されました。譲渡後も続く温かな関係性と、M&Aに対する率直な思いを伺いました。

インタビュアー

ブティックス株式会社 東


インターナショナルスクールの事業を始められたきっかけは何でしたか?

私はもともと介護福祉事業を手がけていました。しかし、その事業には時期や稼働率によって収益にばらつきが生じるという課題があり、経営の安定化を図るためにも、よりストックビジネスに近い事業モデルを模索していました。

そんな中で注目したのがインターナショナルスクール事業です。介護福祉事業は利用者の状況によって利用期間や収益が変動することがありますが、幼稚園や保育教育の分野では、一度入園した子どもたちが3年から4年ほど継続して通ってくれるケースが一般的です。そのため、将来の収益を見通しやすく、安定した事業運営につながる点に大きな魅力を感じました。長期的な視点で事業を成長させていく上でも、この安定性は非常に重要だと考えていました。そうした経営上の課題を解決できる可能性を感じたことが、インターナショナルスクール事業を始める大きなきっかけとなりました。


経営時に抱えていた悩みや課題はありましたでしょうか?

インターナショナルスクールの経営においては、立地の特性もあったと思いますが、周辺に競合となるスクールが多かったため、どのように差別化を図るか、そして認知度を高めていくかという点が大きな課題でした。

一方で、事業運営そのものについては非常に恵まれた環境だったと感じています。先生方は「子どもたちに英語を教えたい」という強い想いを持った方ばかりでした。その熱意が教育の質にもつながっており、とても良い事業所だったと思います

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(スクールの様子)

そのため、経営上の大きな悩みや苦労というのはあまりありませんでした。むしろ日々の現場では、子どもたちの成長に触れる機会が多く、喜びや感動を感じることのほうが多かったですね。子どもたちは本当にいきいきとしていて、英語を使ってコミュニケーションを取り、自分の考えをしっかりと伝えられるようになっていきます。その姿を見るたびに、「人生の早い段階で良い学びの機会を提供できている」と実感でき、とても嬉しかったです。今振り返っても、感動する場面ばかりでした。

最近ではAIツールの発展によって、今後英語力がどこまで必要とされるのかについては一概には言えない部分もあります。ただ、インターナショナルスクールで身につくのは語学力だけではありません。自分から前に出て発言する力や、自分の考えを相手に伝える力を育めるという点は大きな価値だったと感じています。そのような人材が育っていく姿を見られたことは、この事業をやっていて本当に良かったと思える部分ですね。


事業について大きな課題は感じておられなかったということですが、今回のM&Aはいつごろからお考えでしたか?

事業そのものに大きな課題があったわけではありません。ただ、経営を続ける中で、自分自身が関わる事業の数が増え、少し手を広げすぎてしまったという感覚はありました。
私は会社員として働きながら会社経営も行っていたため、どうしても時間的な制約があります。以前のように十分な時間を確保することが難しくなり、一つひとつの事業に向き合う時間も限られてきていました。

そんな中で改めてスクールの将来を考えたときに、「このまま自分が経営を続けることが本当にベストなのだろうか」と考えるようになりました。スクール自体は非常に良い環境で、子どもたちも先生方も素晴らしい存在でした。だからこそ、自分が十分に関われない状況を続けるよりも、より多くの時間やリソースを投入できる方に託したほうが、スクールにとっても良い選択なのではないかと思ったのです。

特に子どもたちの成長や先生方の働く環境を考えると、事業をさらに発展させてくれる新しいオーナーに引き継ぐことが望ましいのではないかという思いが強くなりました。そうした考えから、M&Aを一つの選択肢として真剣に検討するようになりました。


岡野様は会社員をしながら、3社経営されていましたもんね。

そうですね。当初は介護事業と同じように、ある程度仕組み化を進めることで遠隔でも運営できるのではないかと考えていました。ただ、インターナショナルスクールは介護事業とは異なる難しさがありました。先生方もさまざまな国や文化的背景を持っており、教育方針や指導の進め方についても、それぞれ大切にしているやり方があります。私自身は仕組み化を進めたいという考えがありましたが、一方で先生方には「これまでのやり方を大切にしたい」という思いもあり、そのバランスを取ることの難しさを感じていました。

さらに、実家で農園を営んでおり、将来的にはそちらも引き継がなければならない状況がありました。複数の事業を抱えながら、その責任も担っていくことを考えると、自分が中途半端に関わり続けるよりも、スクールにしっかりと向き合い、きちんと運営してくれる方に託したほうが良いのではないかと思うようになりました。

そうしたさまざまな事情が重なった結果、子どもたちや先生方にとって最善の選択として、M&Aという形を前向きに考えるようになったのです。


そこで譲り渡すという選択ができることが素晴らしいと思いました。

引き際が遅くなってしまうと、自分だけでなく周囲にも迷惑をかけてしまう可能性があります。経営に十分な時間を割けない状態が続けば、スクールの成長に影響するかもしれません。大切に育ててきたスクールを、さらに発展させてくれる方へ良い状態で引き継ぐことが何より重要だと考えていましたし、それが経営者としての責任でもあると思っていました。


当センターに任せていただいた理由を教えていただけますか。

圧倒的な信頼感ですね。実は過去にも何度かお世話になっていたので、その時の対応の良さはよく分かっていました。

アドバイザーの方のスピード感はもちろんですが、これまでの成約実績も信頼につながっていました。「きっと早く良い相手を見つけてくれるだろう」という安心感があったんです。実際に相談してからも対応が早く、安心してお任せすることができましたね。


今回の買手様とのM&Aはいかがでしたか?

TOP面談は事業所で行ったのですが、最初から最後までとても良い雰囲気でしたね。「良い方を見つけていただけたな」と感じましたし、第一印象がずっと変わらないまま今日に至っています。

それから、スピード感も良かったですね。相談してから1〜2週間ほどでご紹介いただけたので、とてもスムーズに進んだと感じています。


実際に事業譲渡されてみていかがですか?

私の中では、感謝しかないですね。本当に満足のいく形で事業を引き継いでいただけたと感じています。買手様にも恵まれましたし、譲渡後も良い関係を築けているので、とても良かったと思っています。また、今回の進め方や対応にも満足していますので、今後もし何か機会があれば、ぜひお願いしたいです。


譲渡後はどのように過ごされていますか?

現在は引継ぎ期間中ではありますが、これまでとはまた違った形で子どもたちと関わる機会が増えています。

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(スクールの様子)

私は観光農園を運営しており、マスカット狩りなどを行っているのですが、買手様とも相談しながら、スクールの子どもたちにブドウ狩りへ来ていただいています。また、買手様が運営されている他の園の子どもたちも「ぜひ参加したい」という声をいただき、新たな企画も進めているところです。ブドウにはさまざまな色や品種がありますので、子どもたちが好きなブドウを自分で収穫し、まるで“ブドウのジュエリーボックス”のようなものを作れる体験にしたいと考えています。子どもたちの記憶に残るような場所になってくれたら嬉しいですね。

スクールの運営に直接関わることはなくなりましたが、その分、肩の力を抜いて子どもたちと接することができています。結果的に、譲渡前よりも子どもたちと関わる機会が増えたと感じていますし、そのことをとても嬉しく思っています。今後もこうした良いご縁やつながりを大切にしていきたいですね。

今回のM&Aは、単に成約して終わりではなく、譲渡後もお互いにWin-Winの関係を築けていると感じています。良い買手様と巡り合うことができ、本当に良かったと思っています。


すごく素敵ですね。そのお話が聞けて嬉しいです。弊社アドバイザー(東)の対応はいかがでしたか?

本当に親切で丁寧な対応でしたね。実はお会いした当初から、どこか昔の自分に似ているなと感じていて、とても親近感がありました。それに、気配りが本当に細やかなんです。一つひとつの対応が丁寧で、「立派な方だな」と感じる場面がたくさんありました。そういうところには人柄が表れると思うのですが、仕事に対する姿勢もしっかりしていて、安心してお任せすることができましたね。そうした積み重ねが信頼につながったと思いますし、今回のM&Aを進めるうえでも、とても心強い存在でした。


そういっていただけて励みになります。最後にM&Aに悩まれている保育事業者の皆様にメッセージをいただいてもよろしいでしょうか?

長く事業を続けてこられた方ほど、園や事業に対する思い入れは強いと思います。ただ、M&Aを考えるときは、「手放すことへの不安」だけではなく、その先にある新しい可能性にも目を向けてみると良いのではないかと思います。一歩踏み出すことには怖さもありますが、それ以上に新しい挑戦やワクワクが待っているかもしれません。

例えば10年続けてきた事業であれば、それだけ多くの思い出や愛着があるでしょうし、未練のような気持ちが生まれるのも自然なことです。でも、その思いに縛られすぎてしまうと、次の一歩を踏み出せなくなってしまうこともあります。M&Aは今の事業にとっても新しいスタートになりますし、経営者自身にとっても次のステージへ進むきっかけになると思います。もちろん、「譲渡後はどうなるのだろう」という不安もあると思いますが、ぜひさまざまな角度から検討してみてほしいですね。不安だけではなく、その先にある可能性にも目を向けながら、自分にとっても事業にとっても最良の選択を考えていただければと思います。


本日は貴重なお話を聞かせていただきありがとうございました。

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