お客様インタビュー Vol.01
これまで積み上げてきた事業の火を消したくない!守りたい想いを未来へつなぐM&A
(アドバイザーとA様)
都内で11年間インターナショナルスクールを運営されてきたA様。これまで積み上げてきた事業の火を消さないため、M&Aを決断されました。
M&Aをするにあたり考えられていたことや、買い手を選んだ理由、実際にM&Aをしてからの過ごし方など、A様の想いを担当アドバイザーがお伺いしました。
インタビュアー
ブティックス株式会社 田中
インターナショナルスクールの事業を始められたきっかけは何でしたか?
私は10年間ほどアメリカに住み、プリスクールの教師として働いていましたので、子どもたちが日々の生活の中で自然と英語を身につけ、聞いた言葉をそのまま話せるようになっていく姿を間近で見てきました。
私自身が言葉の面で非常に苦労したこともあり、「言語を身につける最適なタイミング、黄金期といわれる幼少期に、英語を自分のものにできる環境をつくりたい」という想いから、子どもたちが自然に英語に触れ、身につけていける場を提供したいと考え、インターナショナルスクールの事業を始めました。
11年の間、事業を運営されている中で、困っていたことや課題などはありましたか?
大変なことの連続でしたね。一般的に、小規模なビジネスは立ち上げから最初の3年間でおよそ6割が継続できなくなるとも言われていますが、そうした現実も踏まえ、「最初の3年はそういうものだ」と自分の中で位置づけていました。そのため、予期しないトラブルや思うようにいかない状況が続いても、どうにか乗り越えられるように試行錯誤を重ねてきたという感覚があります。
また、事業が軌道に乗るまでの期間はもちろんのこと、ある程度安定してからも含めて、「良い先生を見つけて継続的に確保すること」と「利用者を安定的に集め続けること」の2点は、常に大きな課題として存在し続けていました。一見すると安定しているように見えるタイミングでも、この2つには日々向き合い続けていました。
特に大変なのは、利用者数が減少してしまったときです。これまでの11年間で、3回ほど利用者数が落ち込む局面があり、そのたびに立て直しを図ってきましたが、負担を感じていました。そして、4回目の波が訪れたとき、「この先も同じように立て直していけるのだろうか」「今後も事業を継続していけるのだろうか」という不安がありました。
どうしても1事業所での運営となると、利用者さんや従業員さんの波があるというのは課題ですよね。4回目の波のタイミングでM&Aを考え始めたのでしょうか?
実は、その大きな波は2025年の夏頃から既に始まっていました。背景には、いわゆる「保育の2025年問題」と呼ばれる現象があり、子どもの数が頭打ちになるタイミングがちょうど2025年だと言われていたんです。私たちは単なる保育ではなく、英語教育という付加価値を提供することで差別化を図りながら運営してきましたが、それでもなお、絶対的な子どもの総数自体が減少しているという現実の影響は避けられませんでした。
0歳から2歳くらいまでの低年齢層に関しては、まだ施設や先生が不足している地域もあり、一定の需要が存在している一方で、3歳を過ぎたあたりから状況は一変し、受け入れ側である学校や施設の数のほうが多くなり、いわば供給過多の状態に陥っていたんです。この需給バランスの変化は、経営にとって非常に大きな影響を与えるものでした。
そうした中で、これまで経験してきた3回の波とはまた異なる形で、4回目ともいえる大きな波が訪れました。そのときに「この状況が今後も続くのではないか」という強い危機感がありました。このまま踏ん張って続けるべきなのか、それともどこかで区切りをつけて事業をたたむべきなのか。仮に継続を選んだとしても、資金面や利用者数の見通しを考えると、現実的には半年も持たないのではないかという、感覚もありました。
(A様)
そんな思いがあったなかで、保育M&A支援センターにお問合せをいただいたのが2026年の1月ごろでしたよね。
実は、M&Aについての調査は昨年12月頃から始めていました。ただ、「M&A」と聞くと当初は不安や怖さも感じていたのが正直なところです。教育や福祉に特化し、事業の将来をしっかりとサポートしてくれそうな企業を探していく中で、ブティックスさんに出会うことができ、本当に良かったと感じています。
私は「M&Aとは何か?」というところからのスタートでした。そのため、「保育園の閉園」などのキーワードで情報を調べ、いくつかの会社に問い合わせを行い、比較検討した結果、最終的にブティックスさんを選びました。
複数の候補の中から当センターを選んでいただきありがとうございます。 当センターでM&Aを始められて、買手様とも複数回面談をしたと思いますが、今回の買手様との面談はいかがでしたか?
初めてのことだったので、「こういうものなんだ」というのが率直な感想でした。
園の運営についてお話を伺う中で、私自身は引き続き関わり続けたい、また従業員もそのままの体制で運営を続けたいという想いがありました。今回の買手様は、その点を最初から前向きに受け入れてくださり、納得感と安心感がありました。
これまで積み上げてきた事業の火を消したくないという気持ちが強く、その想いを実現できると感じられたことが大きかったです。
面談では、インターナショナルスクールならではの英語でのやり取りもありましたね。実際にM&Aをされてみていかがですか?
リサーチを始めたときはドキドキでしたが、ブティックスさんとの初回面談で「手数料は成約時にお支払いいただければ大丈夫です」とご説明いただき、その時点で大きく安心した記憶があります。仲介会社によっては着手金が発生するところもあると聞いていたので、その点は安心材料の一つでした。また、これまでに介護や保育といった、自分の業界に近い分野での実績が豊富にあるという点も、信頼感につながりました。
実際の手続きについては、もちろん必要な書類を多く準備する必要はありましたが、事前にリストで分かりやすく示していただけたので、その通りに進めることができました。M&Aというと、もっと時間がかかるものというイメージがあったのですが、想像以上にスムーズに進んだことには驚きました。また、途中の進捗報告や、「なぜこの書類が必要なのか」といった説明もその都度丁寧にしていただけたので、不安なく進めることができたと感じています。
(スクールの様子)
ご協力いただけたおかげでスムーズにやり取りができたと思っております。今はどのように過ごされていますか?
買手様がこれまでのやり方を受け入れてくださったことや、「買った・買われた」という関係ではなく、「一緒に加わる」という表現をしてくださったことがとても印象的でした。
私たちのやり方を尊重しながら進めてくださる買手様で、非常に良いマッチングだったと感じています。
私はもともと現場寄りで、経営面、特にマーケティングやお子様を集める部分においては十分ではなかったと感じていました。その点については買手様が担ってくださり、現場はこれまで通り任せていただけているので、とてもありがたいと感じています。
また、私たちのやり方をベースに、今後さらにインターナショナルスクールのブランドを増やしていきたいともおっしゃっていただいており、その点でも良いご縁だったと思っています。
一方で、買手様の会社で使用しているアプリケーションが多く、その点はまだ慣れるのに苦労していますが、日々頑張っています。
良いご縁だったとのこと本当に良かったです。自分で聞くのが恐縮ですが、アドバイザーの対応はいかがでしたか?
とても丁寧にご対応いただき、本当に良くしていただいたと感じています。不安が残らないよう一つひとつしっかりと説明していただけましたし、やり取りも終始スムーズで安心して進めることができました。担当いただいたのが田中さんで本当に良かったと思っています。
そういっていただけてありがたいです。最後に、M&Aをするべきかどうか悩まれている保育事業者の皆さまへ、メッセージをいただいてもよろしいでしょうか?
まずは一度、実際に働きかけて話を聞いてみることが大切なのではないかと思います。M&Aが唯一の選択肢というわけではありませんが、事業を続けるのか、それとも閉じるのかといった判断を迫られたときに、一つの有効な選択肢として考えてみる価値はあると感じています。
同じように悩まれている経営者の方には、教育や福祉といった分野に強みを持つM&A仲介会社に一度相談し、話を聞いたうえで検討されることをおすすめしたいです。実際に話を聞くことで見えてくることも多いと思います。
(スクールの様子)
初めはM&Aに対して不安を感じていらっしゃいましたよね。お問い合わせいただけて本当に良かったです。
そうですね、最初はどこか「とって食われるのではないか」というような不安なイメージがありました。ただ、初回の面談の際に、同じインターナショナルスクールの事例を具体的に見せていただけたことが、とても心強かったです。実際の事例を知ることで、自分事としてイメージがしやすくなり、前向きに検討できるきっかけになったと感じています。
これまでの保育M&A支援センターの実績が、安心していただける理由の一つになったのかなと思います。また、A様が将来を見据え、負担が大きくなりすぎる前の段階でご相談くださったことで、私たちとしても選択肢の幅を広げ、より良い買手様をご提案することができました。その意味でも、一歩踏み出してご相談いただけたことに、心より感謝しております。
本日は貴重なお話を聞かせていただきありがとうございました。
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