成約事例

買い手企業ご紹介 Vol.01

株式会社トラシア経営される平松様。どのような目的でM&Aをされているのか、またどのような基準で譲渡企業を選択されているのかをお伺いしました。
子供たち向けのサービスと子供たちを取り巻く保護者、先生たちも巻き込んだビジネスモデルを推進されています。

インタビュアー

ブティックス株式会社 大塚

【大塚】高齢者介護や、子供向けの保育・福祉どちらもされていますが、もともと福祉事業を始められたきっかけは何だったのでしょうか。

【平松社長】基本の考え方は子供や保護者様、高齢者のお役に立てることをしたいということで事業を行っています。 きっかけは参入しやすく、入口が簡単だったからです。継続は難しいですが、参入しやすかった。また自分の母親が介護サービスを利用していたため、介護の良くない部分を見ていたので、自分がやればよくすることが出来るのではと思ったためです。 保育を始めたきっかけは自分の子供ができたことがきっかけで福祉事業を始めました。高齢者向けサービスよりこども向けのサービスの方が現実的で取り組みやすいと思っています。 法律的な理不尽さが少なく、行政からのサポート体制もすでにあるので使いやすいですね。

【大塚】御社の特徴、強みはなんですか?

【平松社長】子供向けの英語を教えるようなビジネスだけでなく、保護者の方へ子供への接し方やコミュニケーションの取り方などを研修などでサポートする、先生方へも同じ考え方のもとに子供への接し方を教える、ということを3つの軸にしてやっていけたらと思っています。 ベースは子供たちですが、その周りをプラスアルファのサービスとして、国からのお金でない部分でやっていければと思っています。

【大塚】経営されている中で、M&Aという手法に関してはどのようにお考えですか。

【平松社長】新しくビジネスを始めるときに、最短で収益性のある事業を見つけるツールの一つだと考えています。 すでにあるビジネスを買うわけですから、立ち上げの手間も掛からないですし、時間とノウハウをセットで買う、という感じでしょうか。新しい会社やビジネスとの出会いの場のようなものでもあります。

【大塚】すでに何件かM&Aをしている中で、同じビジネスモデルでもいろいろな会社があるかと思うのですが、選ぶ基準などはありますか。

【平松社長】収益性だけを見ている経営者じゃない方がいいかなと思います。利用者さんや従業員を最優先にした上で、そこからどう利益を上げていくかを考えていける経営者の方かどうかを見ています。 自分がそういう経営をしているので、引き継いだ時に真逆になってしまうとスタッフに負担をかけてしまうし、共感が出来ないといけないと思っているからです。 たとえ赤字のところだとしても、どうやったらいいサービスができるかという想いの強い経営者の場合、今低くても今後上がっていく可能性が高くなるのかなと思います。

【大塚】福祉のビジネスは、福祉的な部分とビジネス的な部分のバランスが難しいところだとは思いますが、平松様はどのように折り合いをつけていらっしゃいますか。

【平松社長】ビジネスの部分は国の基準がありますしほぼパッケージですから、やはりどれだけ利用者さんを満足させられるように考えられるかが一番じゃないかと思います。

【大塚】弊社を知ったきっかけというのは何だったのでしょうか。

【平松社長】介護や障害福祉の案件を探している中で、ネットで検索して知りました。以前譲渡していただいた会社の社長がブティックスさんをご存じで、案件を紹介してくれたということもありました。

【大塚】弊社を利用して良かった点はございますか。

【平松社長】案件を紹介いただく際に、こちらの意図していることを汲み取って、なおかつ分かりやすい資料を作成いただけるので助かっています。 こちらの気持ちを度外視したり、逆に慎重になりすぎたり、どちらが欠けていてもよくないと思うのですが、大塚さんは非常にバランスよく対応していただけました。

【大塚】ありがとうございます。今後のビジョンなどはありますでしょうか。

【平松社長】今後は一線を退いて、ある程度収入が得られる仕組みを作ったら海外に移住したいと考えています。子供たちのためにも、他の国も見せてあげたいなと。 今はオンラインが発達していますし、海外にもビジネスチャンスはたくさん転がっているので、何かしらはやりたいと思っています。

【大塚】最後に、M&Aを検討されている方に向けてメッセージをお願いいたします。

【平松社長】とにかくまずはやってみるのが大事だと思います。一度経験すると見えてくる景色も変わりますし、相手に対する嗅覚も徐々に研ぎ澄まされてきます。自分に合う合わないも、やってみないと分からないので、まずは一歩踏み出してみてほしいと思いますね。

【大塚】ありがとうございました。

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